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溶接加工とは?加工の特徴と加工事例をご紹介

2021年1月4日

「溶接加工とはどういった加工を指すのだろうか。」

このような疑問を持っている方はいませんか。

一言で表すと、溶接加工は2つの鋼板をつなぎ合わせる加工方法のことです。

今回は、溶接加工の具体的な内容について紹介します。

 

□溶接加工とは

溶接加工とは、2つの鋼板を繋げるために、接合部に対して熱や圧力を加えることで接合する加工技術を指します。

鋼板を繋げるときに端材を利用するため、経済的なことが特徴として挙げられるでしょう。

現在では多くの分野で活用されており、ステンレス医療系部品の気密溶接やステンレスパイプ気密溶接が加工事例としてあります。

 

その方法は融接・圧接・ろう接の3つに分かれます。

それぞれの特徴を見ていきましょう。

 

融接とは、2つの鋼板の接合部分に熱を加えて溶接することを指します。

火花を散らしながら行うため、溶接と聞いて思い浮かべる方が多い溶接方法でしょう。

形状やサイズに関わらず加工しやすいことや、材料に適した方法を選びやすいことが特徴として挙げられます。

 

圧接とは、2つの鋼板の接合部分に機械的な圧力を加えて溶接することです。

圧力を加えて行うため、溶かす必要がありません。

接合部分を美しく仕上げられることが特徴なので、それを覚えておきましょう。

 

ろう接とは、2つの鋼板の接合部分に、両者よりも融点の低い金属を使用して溶接することです。

ろう接の一種にははんだ付けがあり、馴染みのある方もいらっしゃるでしょう。

 

□機械的接合法について

金属の接合方法は「機械的接合法」と「冶金的接合法」の2つに分かれ、溶接は後者に当たります。

両者にはどういった違いがあるかご存知ですか。

 

機械的接合法の代表例としては、リベット構造と呼ばれる接合法があります。

リベット構造は、事前に穴を開けた母材に真っ赤に熱したリベットを通し、リベットが冷却するときの収縮力で固定・接合するものです。

 

機械的接合法の特徴としては以下が挙げられます。

・用いる工具や作業が簡易

・解体できる

・破断が生じても、接合部で止まる

 

一方、溶接には以下の特徴が挙げられます。

・材料が基本的には不要で、コストカットにつながる

・材料に問わず接合できる

・騒音が少ない

・作業時間が短い

 

□溶接加工事例をご紹介!

ここでは、これまでの加工事例をご紹介します。

加工事例①:プロペラシャフトフランジ

こちらは、支給品の追加工事例です。

支給品の場合は中国に送る運賃と納期が余分に発生することから、今回は国内で金属加工・板金加工を実施しました。

>>>加工事例の詳細はこちら

 

加工事例②:フォークリフトジョイント部品

こちらはフォークリフト用の量産部品になります。
板金加工、溶接をした後に精密加工、黒染めをワンストップで実施した事例になります。

>>>加工事例の詳細はこちら

 

加工事例③:プロペラシャフト安全カバー台座定盤部

こちらは、プロペラシャフトの動作試験用の固定定盤です。

こちらは板金加工・焼き付け塗装・機械加工という順番で加工をしており、このような比較的中大型の板金加工についても1個から海外調達可能となっております。

>>>加工事例の詳細はこちら

 

□まとめ

今回は、溶接加工について紹介しました。

溶接加工はさまざまな分野で活用される加工方法です。

溶接にも種類があることや、多くのメリットがあることがわかりましたね。

 

また、ここでは機械的接合法についても紹介しました。

違いに何があるのか把握してから、加工方法を選ぶようにしましょう。

 

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