2020年11月5日
はじめに
現在コロナ禍で様々な面での変化が起きています。
海外部品調達もコロナ禍の影響を受けて様々な変化が起きており、これまで以上に気を付ける点、今後の対策を把握する必要があります。
今回はコロナ禍における海外部品調達を行う際の注意点・対策について解説していきます。
コロナ禍における海外部品調達の変化
コロナ禍によってもたらされる海外部品調達における変化は主に以下の3点あります。
1 コスト面
コロナを期に部品の輸送期間が1~2日伸び、輸送コストが以下のように大幅にかかるようになりました。
■コロナ前:400円~500円/1kg
■コロナ禍:1000円/1kg
このコストの上昇は、飛行機の便数が激減したことが原因として言えます。
2 品質面
また、コロナを境に品質面への影響も出ています。
コロナの影響で海外への渡航が厳しくなり、中国に直接行けなくなってしまいました。
その結果、生産現場への定期的な確認や直接のコミュニケーションができなくなりました。また、特に中国の場合は人の入れ替わりや下請け会社の廃業が盛んに行われており、製造オペレーターや下請けの加工業者の変化が起こり、品質に影響をきたしていることが予想されています。
製造現場との直接のコミュニケーションの不可、製造現場自体の変化に伴い、品質面への影響が考えられます。
3 納期面
ここまで解説した「コスト面」「品質面」の項目内でも書きましたが、下記2点を理由として納期面にも影響が出ています。
①飛行機の便数の激減
②製造現場とのコミュニケーションが取りづらくなっていること
海外部品調達において、コロナ禍では上記3点の影響が出ています。
では、現状どのようなことに気を付けて海外部品調達を行っていくべきなのでしょうか。
今後の注意点について下記より、部品の海外調達コストダウンセンターを運営する近代精機株式会社の視点から解説していきます!
コロナ禍の変化による海外部品調達での注意点
コロナ禍の変化による海外部品調達における影響として「コスト面」「品質面」「納期面」の3つを挙げました。
この影響に関する海外部品調達を行う際の注意点として、以下の点があります。
1余裕を持った計画的な発注を一層気をつけること
飛行機の便数が激減している等の影響が発生しており特急対応・短納期が確約できなくなったため、より計画的な発注を心掛けることが重要です。
2発注するものが重要・精密な部品であれば、発注先に製造オペレーターや下請けの加工業についての変化を確認
コロナ前後で、現場の製造オペレーターや下請けの加工業者の変化による品質面での影響が想定されるので、より製造現場の変化を把握しておくことが重要です。
3信頼できる協力加工業を複数もっている調達先の開拓
コロナ禍においては直接のコミュニケーションも厳しい状況であり、数多くの協力工場と連携することは難しくなっています。
加えて、廃業によって今後も調達先が減少する恐れがあるため、信頼できる協力加工業を複数もっている調達先を開拓・厳選し、結びつきを強化していくことが重要となります。
海外部品調達におけるご相談は部品の海外部品調達コストダウンセンターまで!
今回は、コロナ禍によって海外部品調達にもたらされる影響とその対策について解説しました。今後もこのような状況が続くことが予想されます。そのため、今回解説した注意点・対策をしっかり把握しておくことが今後重要となってきます。
また、 部品の海外調達コストダウンセンターを運営する近代精機株式会社では蓄積されたノウハウに基づいた加工部品の海外調達を行うことで、確かなコストダウンを実現しています。
コロナ禍での海外部品調達に関してお悩みの方、加工部品の海外調達をお考えの方は、まずはお気軽に当社にご連絡下さい。
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