部品加工・海外調達コラム

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ありがちな海外部品調達トラブル

2020年8月31日

はじめに

海外にはトラブルがつきものです。皆様も旅行などで海外を訪れた際、様々なトラブルに見舞われた経験がおありなのではないでしょうか。仕事における取引でも同様にトラブルは発生します。ここでは海外での部品調達をする際によく起こるトラブルについて解説していきます。

 

 

トラブル

1異材

まずは異材トラブルについてです。異材とは文字通り依頼した材質とは異なる材質で製品が届いてしまうという事です。SUSやアルミの番手違い等といった細かい(?)ミスどころか、そもそも鉄材で依頼したものがアルミで来るなどといった奇想天外なトラブルもあるという話も聞きます。何が起きても動じないよう心の備えが必要と言えるでしょう。

 

2処理ミス

次に処理ミスについてです。加工部品には様々な処理が施されるのが常ですが、それが間違っている、トラブルが発生することがあります。例えば硬度を調整するために熱処理をしたのに肝心の硬度が当初の条件に合っていない等です。このような場合、海外では熱処理証明は出てこないことが多いので硬度証明書を添付してもらう事が必要になります。

その他の例としては表面処理忘れといったことも発生する場合があります。タフトライド処理や塗装が施されていない等です。注文する際には何度も念押しをするようにしましょう。

 

3その他

その他にも数字の6と0を間違える等のミスもよくある話です。日本国内の会社に依頼した時のように向こう側から疑問点やややこしい点の確認に連絡が来る事は基本的にないので、FAXでの図面の場合は読み取りやすい字に書き直すなど未然にトラブルを防ぐ対策を行いましょう。

また輸入の際に必要になる申告書類(インボイス)もいい加減に作られていることが多いです。いい加減にすることで送料を安くしようとしているため、それが税関の検閲によって発覚した場合などはあとから修正が必要になることもあります。

 

まとめ

海外部品調達を行う際には、日本での調達の際には想像のつかないようなことがたくさん起こります。異材や処理ミス等の部品そのものの仕様に対するトラブルを防ぐためには、図面の該当箇所(間違えやすい箇所)をはっきり書いたりマジックで太く囲って強調するなどの対策を行うことが必要です。

部品の海外調達コストダウンセンターを運営する近代精機株式会社では、以前より部品の海外調達を行ってきており、様々なトラブルにも対応することができます。加工部品の海外調達をお考えの方は、まずはお気軽に当社にご連絡下さい。