部品加工・海外調達コラム

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おすすめの部品調達先

2020年9月17日

はじめに

海外における加工部品の調達先としてより適当な国はどこなのでしょうか。距離やコストの面から鑑みると主にアジア圏の近隣の国々が候補となってくるわけですが、どの国にもそれぞれの特色が存在します。

ここでは海外からの部品調達先として名前が挙がることの多い「台湾」「タイ」「中国」について、それぞれの特徴を解説していきます。

 

部品調達先

1台湾

まずは台湾です。台湾は日本と同じく資源に乏しい島国という事もあり、加工貿易をおもな産業としています。そのため高い部品加工技術を有している会社が多く存在します。また国自体が全体として日本に対してよい感情を抱いている傾向があるため、日本語の対応なども問題ありません。

これだけ書くと非常に優良な取引先に見えますが実は短所も存在します。台湾はその他のアジア諸国のような圧倒的人材リソースを備えていないため、コストダウンに限界があり価格が高くなりがちになってしまうのです。

 

2タイ

次にタイについてご紹介いたします。タイの特徴はなんと言っても低コストです。タイの人件費はだいたい日本の1/4と言われており、コストダウンという観点ではこれ以上ない国と言えます。

そんなタイにおいても懸念点として挙げられる要素は存在します。タイは昨今の日本でも問題となっている少子高齢化が進んでおり、将来的にマーケットが縮小していくことは避けられないと言われいます。またタイは立憲君主制を敷いているため政治情勢が不安定である、国民一人一人の性格的にもノンビリとした人が多く短い納期であったり多品種の小ロット等細かい作業・取引が必要とされる日本の商習慣に適応が難しいなど文化・政治的な面で様々な不安を抱えているのです。

 

3中国

最後に中国についてご紹介いたします。中国の特徴は世界最多の人口に基づいた超巨大なマーケットと圧倒的な速度で経済発展を続ける国の勢いです。中国は近くに存在する日本を市場として重視しており、積極的に営業を行っています。また日本語への対応力も高くコミュニケーションにも問題がありません。

中国にもタイ同様様々な政治不安や昨今世界中を揺るがしている新型コロナウイルス問題など様々な不安・懸念点は存在しますが、それを補ってあまりある魅力が中国には存在するという事が出来ます。部品の海外調達先としては中国を選ぶのが無難と言えるでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。どの国にもそれぞれ多種多様な長所と短所が存在しますが、これはあくまでも国という大雑把なカテゴライズでの特徴であり、突き詰めれば調達先一社一社を細かく見ていく必要があります。

部品の海外調達コストダウンセンターを運営する近代精機株式会社では、蓄積されたノウハウに基づいた加工部品の海外調達を行うことで、確かなコストダウンを実現しています。加工部品の海外調達をお考えの方は、まずはお気軽に当社にご連絡下さい。