2020年8月20日
はじめに
海外での部品調達は、日本のそれとは勝手が違います。日本でのそれと同じような感覚で臨んでしまうと、様々な不都合に対応できなくなってしまいます。ここでは海外での部品調達における注意点を、主に現地会社とのコミュニケーションという点に注目してお伝えしたいと思います。注意点
1窓口と現場の温度感の違い
海外であっても、窓口に日本語の対応が可能な担当者を置いている会社は多いです。そのような場合、担当者とのやり取りは非常にスムーズに進むかもしれませんが、油断は禁物です。なぜなら窓口は日本語の読み書きができても、現場の作業員一人一人も可能かと言ったらそんなケースは皆無と言っていいからです。現場の作業員は図面に書いてある大事な情報でも読めないと飛ばすしたり見落とす等という事をする場合もありますので注意を払いましょう。図面に現地の公用語で現場向けの指示を入れるなどすればそのような事態を未然に防ぐことが可能になります。
2納期について
納期についても注意が必要です。会社や国によっておおらかな雰囲気がある場合は納期をなかなか守ってくれない場合がありますし、そうでなくキッチリと守ってくれる場合でも、海外の通関で止められてしまえば数日の遅れが発生することは避けられません。 ある加工部品が特急でほしかったり、何が何でも切らしたくないという場合は日本の会社に頼むのが無難と言えるでしょう。