部品加工・海外調達コラム

平均25%のコストダウンを実現
お見積り・ご相談はこちら
海外調達資料
ダウンロード

フライス加工の特徴や種類、コストダウンの方法を解説します!

2021年12月10日

フライス加工とは?

フライス加工とは、円筒の形をしたフライスと呼ばれる刃物に、いくつかの刃がついた切削工具を回転させて切削する金属加工を指します。

ちなみにフライスという言葉はドイツ語が由来で、英語ではミーリングカッタとも呼ばれています。フライス加工を行う際は、手動のものや自動のもの、コンピュータによる数値制御機能がついているものなどいくつかの種類が存在します。

 

また、フライス加工を行う際は、切削工具を取り付けたフライスを回転させて、工作物を上下・左右・前後方向に移動させて加工します。いくつかの種類の切削工具を取り付けられるので、平面状や曲面状に加工する事が可能です。

 フライス盤で使用される工具にはいくつか種類があります。

 

①正面フライス

たて型のフライス盤で使用し、平面切削や段加工の際に使われます。刃が複数ついているので、刃の管理が難しいという点に注意が必要です。しかし、切削面が広いので一度で広範囲を削れます。また、切削面も美しくきれいに仕上がることが大きな特徴として挙げられます。

 

②エンドミル

ドリルの刃と同じタイプのフライスで、外周面と端面に2枚~4枚の鋭い切れ刃があります。平面や側面、溝加工などの様々なケースで活用できることが大きなメリットです。

また、加工物の大きさや精度によって、刃の大きさや数も調整できます。よく知られている例としては、荒加工や溝加工の際は2枚刃を採用し、精度が求められる加工では4枚刃を採用するケースが多いです。

 

③平フライス

よこ型のフライス盤で使用するフライスで、平面を削る加工を行う際に活用されています。

 切削効率は優れていますが、正確な精度出せないので、切削面が荒くなってしまうことがあります。そのため、高精度を求めない部分を加工する際に使用されることが多いです。

 

フライス加工の種類とは?

フライス加工に使用する加工機の種類についてご紹介します。フライス加工には加工形状や加工方法が多くあるので、豊富な加工を行えます。

 

①汎用フライス

フライス加工の基礎となる加工機で、刃物を回転させている主軸モーターやテーブルモーター、動きを制御するための歯車などが挙げられます。

 

②NCフライス

汎用スライスには、加工の再現性や加工者の違いによって加工精度に誤差が生じるという弱点があります。NCスライスは、この汎用スライスの弱点を取り除くために開発されました。職人の手加工の技術に依存していた加工要素を数値コントロールすることで、より正確な加工が行えます。

また、汎用スライスでは、回転操作やテーブルの移動、刃物の高さ移動などを手動で行っていましたが、NCスライスではこれらが自動でコントロールできるようになったため、加工精度が向上しました。

 

③マシニングセンタ

NCフライスより正確に加工できる機械です。同時に複数の工具や刃物をセットできたり、工具や刃物を自動で取り替えできたりするなど、様々な機能が進化しています。

 また、数値コントロールの制御が向上し、複雑な形状でも高精度の加工ができます。工場の基盤の上に置いて作業するものですが、振動対策として、専用の基盤が作られているため、より高精度の加工が行えます。

 

④NC歯車加工機

複雑なプログラミングやモジュールの理解が必要な歯車の加工を、簡単に行えるのがNC歯車加工機の魅力です。ボブと呼ばれる設計された工具を機械に取り付けて、製品と同時に回転させることで、任意の形の歯車を形成できます。エンドミルで加工する場合に比べて、面の面粗さや歯車の位置関係の精度が非常に高いことも大きな魅力の1つです。

 

フライス加工のコストを抑える方法 

フライス加工のコストを抑えるためのポイントは主に2つあります。

 

①フライス加工に使用する金属の量を減らす

使用する金属の量を減らすことでフライス加工のコストを抑えることができます。そのために効果的な方法は、無駄な金属を減らすことです。具体的には素材を棒状に加工したり、素材の形を簡単にしたり、中空部分はパイプ状の素材を用いることで実現できます。

 

機能面などについて発注者と事前に相談や確認を入念に行うことが非常に大切です。必要としている機能や最適な形状が分かれば、コストを抑えることにつながります。また、発注者の方との事前打ち合わせで、自分たちが分からなった形状や機能面を教えていただけることもあります。よって、事前の打ち合わせは金属切削加工におけるコストダウンに欠かせないです。

 

②フライス加工を海外調達する

フライス加工などを人件費や設備コストの安い海外で行い、日本に輸入することを海外調達と言います。海外調達により25%以上コストを抑えられている実績がある会社もあります。フライス加工のコストを大幅に抑えられる海外調達ですが、施工品質は工場によって大きく異なるため、海外調達を依頼する場合は、信頼できる工場との取引があるかを確認する必要があります。

 

海外調達によるフライス加工なら「部品の海外調達コストダウンセンター」へ!

部品の海外調達コストダウンセンターは、アジア圏に提携している工場があります。

10年以上前からの取引によって、国内で生産した機械部品と遜色ないクオリティーで、機械部品をアウトソーシング可能な環境が整えられています。

 

更に、ISO9001認証に基づく品質検査規格が導入されているため、日本と同じ基準の品質検査を行っており、品質が保証されています。海外調達を行う際によく問題に挙げられる、時差や言語の違いによる意思疎通の難しさに関しても、アウトソーシング先まで依頼内容をミスなく情報共有できます。

 

品物によっては、海外から調達することでかえって輸送コストが高くなることもあります。

しかし、海外調達コストダウンセンターでは週2回を目安に安定輸入を行っております。

そのため、仮に1つの品物を海外に依頼したとしても送料は各製品に分散されるので、最終的にコスト削減されます。

 

部品の海外調達について、「品質や精度が心配」「対応できる加工種類や表面処理方法に限りがないか不安」とを思われる方は、部品の海外調達コストダウンセンターまでお気軽にご相談してください。

 

部品の海外調達コストダウンセンターの製作事例

加工事例①:当て板

精度は、一般公差です。
熱処理HRC55後、両面研磨をしております。

 

>>>加工事例の詳細はこちら

 

加工事例②:クランププレート

精度は垂直度0.03、平行度//0.05です。こちらのクランププレートは、両面研磨を施しています。

 

>>>加工事例の詳細はこちら

 

加工事例③:当て板

精度は一般公差です。熱処理HRC55後、両面研磨をしております。

 

>>>加工事例の詳細はこちら