2021年12月3日
「金属加工の製作の流れについて知りたい」
「金属加工の依頼の流れを知りたい」
「海外調達は安全なのかについて知りたい」
このようにお考えの方へ、金属加工の製作・依頼の流れについて解説します。
金属加工の製作の流れについて
主な金属加工である下記3種類の製作の流れをご紹介します。
①精密板金加工品の場合
1.材料をレーザー加工機にセットします
2.必要な寸法にカットします
3.ブレーキ加工で成形します
4.製品を溶接加工で繋げます
5.粉体塗装を塗り、乾燥させます
②アルミ製作の場合
1.アルミ角パイプの押し出し型材を用意します
2.必要な寸法にカットします
3.溶接加工で繋げます
4.溶接状態の拡大を行います
5.溶接箇所をサンダーで仕上げます
③プレス加工品の場合
1.コイルの状態から加工します
2.コイルをセットします
3.プレス機に金型を取り付けて加工に入ります
4.順送プレスにて加工します
金属加工の依頼の流れについて
金属加工の依頼の流れをご紹介します。
1つ目は、希望の数量や材質や処理方法を明確にすることです。
依頼を出す際には、これらを明確にして提示するようにしましょう。
2つ目は、見積もりです。
内容にもよりますが、通常の場合、1日から5日ほどで見積もりを取れます。
ご自身の予算の範囲に収まっているか、ご希望の内容とズレがないかどうかなどを確かめましょう。
どのように見積もりが決められるのかについても解説するので参考にしてみてください。
金額の決定要素は、「母材の価格+加工費用+特殊加工費」です。
まずは母材の価格についてです。金属の素材ごとのおよその価格は以下の通りです。
素材の価格であり、完成品の価格ではありませんので注意してください。目安や素材同士の比較として参考にしてください。
鉄鋼は1キログラムあたり約100円です。
マグネシウムは1キログラムあたり約300円です。
アルミは1キログラムあたり約400円です。
ステンレス鋼は1キログラムあたり約600円です。
チタンは1キログラムあたり約800円です。
銅は1キログラムあたり約1000円です。
予算に応じて、ご自身にあったものを選びましょう。ただ、切削加工が困難な材質の場合、素材の価格は低くても、加工費用が上がることで総額が高くなります。
続いては加工費用についてです。
加工費用は、加工チャージ×加工工数で成り立っています。
加工チャージを決定づける要素は以下の3つです。
1.設備の初期費用や残存価値
2.ランニングコスト
3.管理費や人件費
つまり、最新式の工作機械での加工が必要であったり、従業員が多く必要であったりすると、費用が上がります。
加工工数は、加工にかかる時間のことを指します。
ノウハウが蓄積されている業者であれば工数は少なくなります。もし依頼内容が前例のないものである場合、作業を手探りで行わなければならない可能性も出てくるため、加工工数が多めに見積もられることがあります。
3つ目は、発注の確定と納品です。
納品までの期間は、依頼の内容や輸送にかかる日数によって変わります。
数量が多い場合や、大きく削る必要がある場合などは、その分時間を要します。
希望する納品日に間に合うか、発注前に相談するようにしましょう。
海外調達の安全性について
海外調達は加工費用や管理費、人件費が抑えられるため、コストを抑える事ができます。ただ、安全でないのではないかと懸念を抱いている方も多いです。しかし、海外調達でも下記の8つのポイントを守っていれば安全性を確保することができます。
①信頼できる外注先を厳選しており、連絡を密に取ることを徹底していること
②ISO9001認証を取得した会社の指導によって、品質検査を実施していること
③複数の大手メーカーとの取引した実績があり、そのノウハウを磨きこんでいること
④国内での調達が可能なものはすべて海外調達が可能であること
⑤設計や作図、装置製作まで対応していること
⑥週2回の輸送を行っており、1個でも1000個でも対応可能であること
⑦万が一のトラブルにも対応できるように、国内外に特急調達を完備していること
⑧日本材の指定や検査成績書の提出も可能であること
当センターの海外調達の部品加工事例をご紹介!
ここでは海外調達を行った部品の加工事例をご紹介します。
加工事例①:台座
こちらの加工事例は、材質が SUS304の台座です。
こちらは、旋盤加工とフライス加工で成形致しました。
加工事例②:プレート
こちらの加工事例は、材質がアルミニウム(A7075)のプレートです。
こちらは、マシニング加工で成形致しました。
加工事例③:フランジ
こちらの加工事例は、材質が鉄(S45C)のフランジです。
こちらは、旋盤加工とマシニング加工で成形致しました。
金属加工のご依頼なら、部品の海外調達コストダウンセンターへ!
金属加工のご依頼は「部品の海外調達コストダウンセンター」の活用をおすすめしております。アジア圏に提携工場があり、10数年間の取引から国内で生産したものと変わらないクオリティーで高い製作精度と高い品質を持ち、機械部品をアウトソーシング可能な環境がを整えられているためです。
ISO9001認証をもとにした品質検査規格を導入することにより、国内と同等の基準にて品質検査を実施しているため、高品質となっております。海外調達で問題に挙げられれる「意思疎通」や「時差」に関しても、海外の外注加工先まで依頼内容をミスなく、情報共有を行えます。
また海外調達では少ない数生産している品物は、かえって輸送コストが高くなってしまうこともありますが、当センターでは週に2回くらいを目安として安定輸入を行っているため、仮に1つの物を海外生産したとしても送料は各製品に分散され、最終的に費用の削減を実現することが可能です。
部品の海外調達について
「品質・精度は大丈夫なのか…」
「対応できる加工種類・表面処理方法に限りがあるのでは…」
「納品に時間がかかるのでは…」
「むしろコストがかかってしまうのでは…」
と不安をお持ちの方は、ぜひ下記リンクから部品の海外調達コストダウンセンターまでお気軽にご相談ください。