部品加工・海外調達コラム

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海外部品加工と国内部品加工の流れの違い

2020年7月29日

はじめに

 「海外製の加工部品調達」に対して、皆様はどのようなイメージを抱いていらっしゃるでしょうか。

「見積・依頼の手順は?」「輸入に際してかかる特別な費用はないの?」「どれくらいの日数がかかるの?」などなど、日本の会社に加工依頼をする際には生じない様々な疑問を抱えた方も多くいらっしゃるのではないかと思います。

 この記事ではそんな疑問を解決すべく、海外での加工部品調達の流れについて、日本での調達と比較しながら解説していきます。

 

 

海外部品加工と国内部品加工の違い

 結論から言うと、基本的に海外であっても部品加工の流れ自体は国内とあまり変わりません。

海外でも日本とほぼ変わらず、見積依頼(メールに画像を貼付して行う)→回答→(双方の同意を取ることができれば)発注→発送→受領というプロセスになっています。

ただそれぞれのプロセスの中身には異なる点が存在します。主な相違点としては、やはり発送から受領までにかかる期間(輸送期間)や課される税金などになってきます。

 

輸送にかかる期間

 まず輸送にかかる期間についてです。通常、海外からの輸入品は通関業務というチェックを受けなければ国内に持ち込むことは出来ません。

この通関業務では税関にて貨物の品名、種類、数量、価格など様々な情報を申告し検査を受ける事が必要とされます。加工部品もこの例に漏れず通関作業を経なければ輸入ができないため、海外製の加工部品は国内製の同じような部品と比較して平均3日程度、輸送期間が長くなってきます。

 また、近代精機株式会社ではこの輸送から通関業務までの流れをDHLというドイツに本社を置く世界最大の国際輸送物流会社に依頼しています。

DHLは荷物の追跡や保証のサービスを行っており、安全性や信頼性といった面も日本で業者に依頼するのと遜色ないものとなっています。

 

税金

 次に税金についてです。これも税関にて輸入消費税として10%程度の手数料が課されますが、海外製の部品は日本の消費税の課税対象にはならないため、実質的に国内加工部品との課税額の違いはないということが出来ます。

基本的に海外製部品はそのものの値段が日本製部品より安価であるため、課税額が変わらない事はコストダウンと同義になります。

 またこの手数料はかからない場合もあります。近代精機株式会社では税関と直接やり取りをしているため手数料は0%となっており、さらなるコストダウンを実現することが可能となっています。

 

まとめ

 いかがでしたでしょうか。複雑なプロセスを想像していた方も少なくはないであろう海外からの加工部品調達も、実は国内のそれとあまり変わらないのです。

部品の海外調達コストダウンセンターでは他にも海外部品調達におすすめの国や向いている加工品等についてなど、「海外からの部品調達」をする際に参考になるのコラムを掲載しますので、是非ご覧ください。